院長ブログ⑫ラテックス(ゴム)にご用心

 立春とは名ばかりで寒い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。お風邪などひかぬよう、どうぞ温かくしてお過ごしください。

さて、今回の院長ブログは「高知新聞」掲載された「ラテックスにご用心」です。

 院長ブログ⑥ラテックス(ゴム)アレルギーの増加についてでも紹介しましたが、ラテックスとはゴムの樹の樹液でゴム製品を作る材料の一つです。日用品にも含まれており、ゴム手袋、輪ゴム、下着のゴム、タイヤなど色々なものに含まれています。ラテックスアレルギーのある人の30%~50%の人が、特定の食品(果物や野菜など)に口腔アレルギーや、喘息、じんましんを発症します。ラテックスフルーツ症候群と呼ばれラテックスアレルゲンと交差することが原因です。特に発症リスクが高い食品は、アボカド、キウイフルーツ、バナナ、クリの4品目です。先生からの大切なメッセージです、皆さん最後まで読んでみてください。

  以前職場でラテックス(ゴム)製品を使い、症状が出てもラテックスアレルギーの診断がなかった方数名が高知から来て、当院を受診。治療で全員治癒した。その情報で、また高知の方が受診。子供が屋内の遊具施設でアナフィラキシー発症し、検査するが原因不明という。精査の為、血液検査より正確なプリックテストでラテックスアレルギーと判明。遊具はプラスチック製だが、床のシートのゴム製品に接触してアナフィラキシーを発症した。内服とゴム製品を除去し、ラテックスアレルギーは治癒した。また、別の高知の成人の方は、レストランで食事中にアナフィラキシーを発症。血液検査で食物は全てアレルギー陰性だった。また別の時、まぶしさ防止で運転中だけ眼鏡をかけると、顔面の腫れや呼吸困難が発症。アナフィラキシーで治療するも、血液検査では原因不明で当院を受診した。眼鏡を持参してもらうと、オールラバーでラテックス製品であった。プリックテストで食物は全て陰性、ラテックスが強陽性でラテックスアレルギーであった。レストランに聞くと従業員は皆ゴム手袋を着用し、ラテックス成分が食事に混入し発症と判明。眼鏡はオールラバーをやめ内服で以後順調。アレルギーも治癒した。これらの情報で健康になることを願う。

 日常的に使っているものに、ラテックスが使われている事があります。上記の様に、重篤な症状になることがあるので注意が必要な疾患です。ゴムを触ると痒くなるのは単なる接触性皮膚炎のこともありますが、ラテックスアレルギーも視野に入れておいてください。

当院ではプリックテストで(アレルゲンの試薬を皮膚に1滴のせて、専用の針を皮膚の表面に押し当てて、即時型アレルギー症状の原因を特定するための検査方法です。)ラテックスアレルギーかどうかがわかります。気になる方は一度当院を受診していただき、プリックテストを受けてみてください。

 

注意:プリックテスト希望の方は、受診日の当日はアレルギー薬や風邪薬を飲まずにご来院ください。