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院長ブログ⑭アトピーと単純ヘルペスと光害

春らしく穏やかな気候に心和む季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

花粉症にお悩みの際は、先生にどうぞご相談ください。

 

さて、今回の院長ブログは「健康365オンライン」掲載された「アトピーと単純ヘルペスと光害」です。

アトピーの実態、合併症、悪化因子、治癒する根本的治療の事実の情報が広く社会に流通して理解されて、アトピーやアレルギー疾患が治癒される事を願うと言う先生からのメッセージです、最後まで読んでみてください。

 

 アトピーの患者さんに多い合併症の単純ヘルペス感染症だが、この症状は多彩で、水疱や典型的は皮疹がはっきりしない場合もある。以前、数百例をPCRで検査した時、陽性例では症状は非常に多彩であった。またアトピーが無くても、アレルギー性鼻炎や食物アレルギー等のアレルギーがあれば単純ヘルペスに罹患(りかん:病気にかかること)しやすい。これはアレルギーを悪化させる条件が単純ヘルペスの受容体を増加させるからである。逆に言うとアレルギーを治療していれば単純ヘルペスに罹患しにくくなる。アレルギー疾患に単純ヘルペスの合併が激増する状況から数年経ち、海外ではその状況が理解されてきた。しかし日本では情報が不足で理解がない。

 当院には他府県からも1~2年皮膚症状が改善しない方が多数受診される。それまでは診断は蕁麻疹、ニキビ、とびひ、アトピーの悪化、として治療をしたが改善しない。しかし、抗ヘルペス薬内服で速やかに改善する。
だが、その方達は今までに単純ヘルペスと言われたことはない。当院に外用剤を40年塗布して改善しないアトピーの方が受診した。全身の単純ヘルペスと細菌培養で確認したMRSAを合併していた。抗アレルギー薬の持続投与、抗ヘルペス薬、MRSAに感受性ある抗生剤、抗菌性のカバーで速やかに改善した。また最近入浴での皮膚の細菌感染や乾燥の悪化が多数報告されるので、1週間に1回のシャワーにして外用剤の塗布を中止した。すると強いリバウンドも起こらずに順調に改善して1年後には抗アレルギー薬の内服も眠前1回に減量でき、かゆみも無く皮膚の状態も著明に改善した。その方は当院受診の前は薬の注射や外用をしていて医療費が高額であったが、当院ではその数分の1の金額で著明に改善した。このように改善すれば患者さんも経済的に救われ、医療費も減額できる。国を挙げて対策に乗り出すべきではないだろうか。単純ヘルペスは再発が多い。当院で単純ヘルペスの情報を知り理解された方は、同様な症状があればすぐ受診し治療で迅速に治る。しかし医療機関を転々とし1~2年もかけている患者さん達がいることは残念である。適切に診断し迅速に治療して健康になってほしい。

 現在単純ヘルペスが多い理由は、新型コロナ関連、環境中の単純ヘルペスウイルスの多さ、ウイルスのシェディングで単純ヘルペスが蔓延し、家庭内感染や職場感染が継続する事が考えられる。それに加えて世界的に問題になっている、健康に悪影響を与える光害がある。光害とは人工的な光が夜も世界を照らし、夜行性の動物数も減少させている環境の破壊である。人でも概日リズムの失調、不眠、心疾患、免疫機能の低下、精神的疾患、アレルギー疾患の悪化にも関与している。特にアトピーでは、間接的影響では概日リズムの乱れによる不眠と免疫低下、易疲労性に加え、皮膚への直接的影響で皮膚が障害される。具体的にはブルーライトは活性酸素種を増やし、皮膚のDNAを損傷し老化や色素沈着を促進、また皮膚の細胞の概日リズムを乱すことがある。概日リズムが乱れると免疫力も低下し、単純ヘルペスを発症する。また最近はスマホを夜間特に眠前に見つめることで不眠が多く、これも光害である。不眠はアトピーを悪化させるが、単純ヘルペスにも罹患しやすくなる。ところが不眠の自覚が判りにくい場合もある。アトピーで月に1回単純ヘルペスに罹患している方がいた。抗ヘルペス薬で改善するが、再発を繰り返す。皮膚の状態から睡眠障害と思い不眠の有無をきくと不眠はないという。しかし、熟睡の有無をきくと熟睡していないと、初めて睡眠障害を自覚した。スマホは1日中使用している。そこで短期睡眠薬投与と眠前30分間はスマホを使用せず朝は早起きを継続する治療で、熟睡もできその後単純ヘルペスを発症しなくなった。その後はアトピーは著明に改善し、治癒した。概日リズムの乱れはその人本体のみでなく皮膚の細胞でも起こるので、単純ヘルペスに罹患しやすくなる。概日リズムを治すことが単純ヘルペスの予防にもなるので、この情報が社会に流通することを願う。尚、夜間のシフトワークや、夜更かしをしている場合には概日リズムが乱れやすく、単純ヘルペスに罹患しやすくなる。またアトピーの皮膚症状が軽度な方や、アレルギー性鼻炎の方でも光害で不眠が増えてくる。屋外では施設や自動販売機や様々な設備の光が夜間も点灯している。英国のある地域では、人工の光が多すぎて夜に自然の光が見られず、そこは不眠症の方や心疾患の割合が多いという報告もある。しかし屋外のみでなく、屋内の人工の光も光害を引き起こす。その光源はパソコンやスマホが多い。ある方はアレルギー性鼻炎でアトピーはなく、皮膚の痒みもない。しかし最近不眠になり、話しをきくと家でスマホの使用時間が長く、家族と会話する、音楽を聴く、ストレッチをする、を勧めた所不眠が改善した。尚、不眠の時期はアレルギー性鼻炎が悪化したが、不眠が改善してからは鼻炎も改善した。
 文化の発展で、スマホは文明の利器であり現代生活には重要のアイテムである。また夜間安全の為、道路に照明をつけるのも社会生活には必要である。しかし過剰なスマホの使用や夜間の照明は生物としての人間の健康に悪影響を与える。夜にベッドルームの暗い光でも全身性の炎症を増強し、代謝や精神的に悪影響を与える。また最近、アトピーの方で多動症やうつ状態や不安神経症が多い。以前は、それらはアトピーの悪化に伴う精神的な症状であり、皮膚症状が改善すれば精神的な症状も改善した。しかし今はアトピーが改善してきても精神的な症状態は不変である。そこで光害の影響を考えて診療した。ある日、重症のアトピーで多動症の小児が受診した。痒みと精神的な不安定さで絶えず動き、果ては診察室の床にひっくり返り騒ぐ。母親は多動を抑えるためにスマホでゲームをやらせていたが、それでは診察もできない。夜もスマホでインターネットやゲームに夢中で夜更かしをし、朝もきちんと起きられない。尚、両眼とも強度の近視で度の強い眼鏡をかけていた。食事中も多動できちんと食事もできず、その為かなり痩せていた。初診時は騒ぎながらも診察を終え処方した薬の説明を終えた後、母親を説得した。次回から診察中と就寝前1時間はゲーム無しにして、家では子供と会話するようにアドレスした。それでもその小児は受診の度に床に寝転んで暴れた。数ヶ月が過ぎ、ある日その母親がふっくらとして物静かな子供を連れて受診した。眼鏡もかけておらず、兄弟かなと思ったら何と本人であった。アトピーも著明に改善し、多動症も改善し、食事もゆっくりしっかり食べて良い体格になっていた。スマホでゲームはしてないという。その後、その小児はアトピーも多動症も治療した。更に近視も改善して眼鏡が不要になった。
 私達は「健康的な幸福」を求めて働き、生活しているが、本当に「健康的な幸福」というものが見失われている。アトピーがあれば克復して健康になって欲しいが、改善しない時は次々と薬が追加されるのみで、生活習慣や環境調節はされていない。いわば足し算の治療で、それでは費用もかかり、対症療法が加算されるだけで治療はしない。必要なのは原因解決の為の検査と、治癒する治療と、その為に余計なものは除去する引き算の生活ではないだろうか。現代は複雑な時代で、真実に対する敬意も失われてる場合も多い。アトピーの実態、合併症、悪化因子、治癒する根本的治療の真実の情報が広く社会に流通して理解されて、アトピーやアレルギー疾患が治癒されることを願う。

木俣肇クリニックからの本「チーム木俣がアトピーを治す」

 私は全国でアトピー性皮膚炎の講演をしていますが、講演を聴いて受診される方は早く治癒しています。それは講演を聴いて、当クリニックの治療方針を理解され、実際に治癒した方々の写真を見て、希望を持たれているからと思います。他府県からの通院は時間も費用もかかりますが、治癒する治療を選ぶべきです。

現在の治療を何年間もされていて治癒されない方は、しっかりした情報を集めて、治癒する治療をするべきです。ネットでは情報が不十分で、やはり本が良いです。

私がアトピー性皮膚炎の治療をはじめて、もうかなり長い期間がすぎました。その間、治癒せずに家族でつらい思いをされていた方々が、治癒して家族全員が笑顔になるのを見るのは、医師冥利に尽きます。講演ではそういう方々の写真をお目にかけています。

しかし、講演は聴く方の人数も限定されますし、写真も何回も見れません。この度、木俣肇クリニックの治療やアトピー性皮膚炎について詳細に記載してある本が、多くの方々のご厚意で出版できました。是非お読みください。

本のご購入は(株)メディフュージホームページをご覧ください。↓↓

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院長ブログ⑬「人間は考える葦(あし)である」

余寒厳しい毎日が続いていますが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。体調を崩されませんよう、どうぞお気をつけてお過ごしください。

さて、今回の院長ブログは「人間は考える葦(あし)である」です。先日、私たちスタッフの前でお話ししてくださいました内容をブログにしました。日頃、診療で忙しい先生の姿しか見てない患者さんもいらっしゃると思いますので、先生のお話を是非読んでみてください。

「人間は考える葦(あし)である」という名文句を残したのは1600年代のパスカルです。
葦は水辺の細く弱い植物です。人間は自然の中で弱い存在だが考えることができ、考える事こそが人間の偉大な力、という意味です。しかし逆に言うと、考えない人間は弱いままとなり、危険です。
2000年代の今世紀、「考える」ことの必要性が世界で痛感されています。
2017年ギリシャの報告で、健常人が5分間のスマホを使用し、使用前後で10の単語を覚えます。
僅か5分間のスマホ使用でも、記憶力低下で覚える単語の数が減りました。
2023年インドの報告で、スマホ使用で「睡眠障害」「意識障害」「考える力の障害」が起こります。
スマホに依存し、睡眠障害や考えて理解する力の障害が世界的に問題になっているのです。
これらは人間が人工の機器に依存し、考えているという錯覚をしている危機的状況を示します。

 

そこで思うと、チーム木俣はいつも考えて診察してきました。重症な単純ヘルペスの方が来たら、早く改善するための治療や看護を考えました。現在でも、単純ヘルペスの診断が他院ではされず、年単位で苦しむ方々が日本全国から受診されます。
チーム木俣が一丸となり、効果的な治療を続けていく事で、数多くの患者さんが治癒され笑顔になっています。
海外では新型コロナ関連で、単純ヘルペスが増加する事が理解されています。日本では新型コロナ騒動で正論を唱えた方達はパワハラを受けて、職場を追われた方もいます。これはアトピーとステロイド論争に似ていると心配して、残念に思っていました。
しかし海外には多くの真実と希望があり、チーム木俣は真実を追求しより良い治療を目指します。
またスマホやATMにウイルスや細菌がいる事が判ってきました。従ってヘルペスを繰り返す方は、スマホを消毒すると効果的かもしれません。ATMはその所有会社が責任を持って定期的な消毒をするべきですが、日本ではそのことは全く理解されていません。

日本に頼らず、海外の叡智(優れた知恵)を勉強してチーム木俣が発展するように頑張ります。

院長ブログ⑫ラテックス(ゴム)にご用心

 立春とは名ばかりで寒い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。お風邪などひかぬよう、どうぞ温かくしてお過ごしください。

さて、今回の院長ブログは「高知新聞」掲載された「ラテックスにご用心」です。

 院長ブログ⑥ラテックス(ゴム)アレルギーの増加についてでも紹介しましたが、ラテックスとはゴムの樹の樹液でゴム製品を作る材料の一つです。日用品にも含まれており、ゴム手袋、輪ゴム、下着のゴム、タイヤなど色々なものに含まれています。ラテックスアレルギーのある人の30%~50%の人が、特定の食品(果物や野菜など)に口腔アレルギーや、喘息、じんましんを発症します。ラテックスフルーツ症候群と呼ばれラテックスアレルゲンと交差することが原因です。特に発症リスクが高い食品は、アボカド、キウイフルーツ、バナナ、クリの4品目です。先生からの大切なメッセージです、皆さん最後まで読んでみてください。

  以前職場でラテックス(ゴム)製品を使い、症状が出てもラテックスアレルギーの診断がなかった方数名が高知から来て、当院を受診。治療で全員治癒した。その情報で、また高知の方が受診。子供が屋内の遊具施設でアナフィラキシー発症し、検査するが原因不明という。精査の為、血液検査より正確なプリックテストでラテックスアレルギーと判明。遊具はプラスチック製だが、床のシートのゴム製品に接触してアナフィラキシーを発症した。内服とゴム製品を除去し、ラテックスアレルギーは治癒した。また、別の高知の成人の方は、レストランで食事中にアナフィラキシーを発症。血液検査で食物は全てアレルギー陰性だった。また別の時、まぶしさ防止で運転中だけ眼鏡をかけると、顔面の腫れや呼吸困難が発症。アナフィラキシーで治療するも、血液検査では原因不明で当院を受診した。眼鏡を持参してもらうと、オールラバーでラテックス製品であった。プリックテストで食物は全て陰性、ラテックスが強陽性でラテックスアレルギーであった。レストランに聞くと従業員は皆ゴム手袋を着用し、ラテックス成分が食事に混入し発症と判明。眼鏡はオールラバーをやめ内服で以後順調。アレルギーも治癒した。これらの情報で健康になることを願う。

 日常的に使っているものに、ラテックスが使われている事があります。上記の様に、重篤な症状になることがあるので注意が必要な疾患です。ゴムを触ると痒くなるのは単なる接触性皮膚炎のこともありますが、ラテックスアレルギーも視野に入れておいてください。

当院ではプリックテストで(アレルゲンの試薬を皮膚に1滴のせて、専用の針を皮膚の表面に押し当てて、即時型アレルギー症状の原因を特定するための検査方法です。)ラテックスアレルギーかどうかがわかります。気になる方は一度当院を受診していただき、プリックテストを受けてみてください。

 

注意:プリックテスト希望の方は、受診日の当日はアレルギー薬や風邪薬を飲まずにご来院ください。

院長ブログ⑪アトピーを治癒させ経済的損失を減らそう

冬の寒さが一層厳しい頃となりました。皆様、体調を崩しませんようお気をつけてお過ごしください。
さて、今回の院長ブログは「紀伊日報」掲載された「アトピーを治癒させ経済的損失を減らそう」です。

アトピーの患者さんを健康にして、社会の経済も健康になることを願うと言う先生からのメッセージです、最後まで読んでみてください。

 

 アトピーの治療費は世界で高騰して経済を苦しめている。世界市場では2021年には52億米ドルであり、2028年には138億米ドルになるという予測がある。理由の一つは高価な新薬が対症療法的でアトピーが治癒せずずっと治療が必要な為である。アトピーはアレルギーが原因の皮膚疾患だが、皮膚の症状にとらわれて免疫抑制剤の外用薬のみの治療が横行している。これでは原因であるアレルギーは治らない。またアトピーは単純ヘルペス感染症の合併が多いが、性器ヘルペスと口唇ヘルペス以外の皮膚にも発症することが社会で理解されていない。私はアレルギー科医で三十年以上内服の抗アレルギー薬を治療の主体として外用薬を使わない治療をしている。治療した方は1万人を超える。最近、和歌山県から続けて数名の新患が来られた。全員痒みと痛みを伴う発疹に1年以上困っていた。新薬の注射薬や外用剤では改善せず、不眠で生活の質が低下していた。全員アトピーに単純ヘルペス感染症を合併していた。更に、全員ジャガイモとトマトのアレルギーがあり、ある方はラテックスアレルギーもあった。これらは一度も指摘されていなかった。採血での項目の選択不足である。ちなみに当院では採血ではなく、皮膚アレルギー反応で原因を特定する検査をしていて、採血より安価である。抗アレルギー薬と抗ヘルペス薬の内服で症状は改善し、更に必要な方はジャガイモやトマトやラテックスの除去をした。するとアトピーも著明に改善し、何人かは抗アレルギー薬を中止できた。治療費はその方達が1年以上の投薬に払った数分の1ですんだ。高額の治療費は患者さんの負担でもあるし、社会経済の負担である。世界の論文で新型コロナ後にヘルペス感染症が増加して、アレルギー疾患も増加している。そういう情報を把握して適切な治療をして、アトピーの患者さんを健康にして、社会の経済も健康になることを願う。

院長ブログ⑩就寝前に歩いてアトピー改善~アトピー治療の新しいアプローチ~

 初冬の候、いよいよ年の瀬が迫ってまいりました。寒気深まる頃、皆さまお変わりございませんか。
さて、今回の院長ブログは「てくてくサイトに」掲載された「アトピー治療の新しいアプローチ」です。

歩くことで皮膚症状の改善に加え、精神的・身体的な倦怠感の緩和もできるとの事。先生からのメッセージ、最後まで読んでみてください。

 

私はアレルギー科医として、日々他数のアトピー患者を診察している。アトピーは単なる皮膚疾患ではなく、不眠や不安、精神的・身体的な倦怠感を伴う複雑な病気である。とりわけ「不眠」は大きな問題で、最近では脳へのアレルギー性炎症の影響によって不眠が起こることも判明している。不眠はアレルギーを悪化させ、皮膚を乾燥させて痒みを増強する。すると不眠がさらに悪化するという悪循環になる。海外の文献では、不眠や不安の改善には「歩くこと」が有効であると報告されている。米国の報告では運動不足とアトピーの悪化に相関があり、ハンガリーの報告では歩くことが睡眠の質を高めるとされている。

私は治療中のアトピー患者で、夜間に不眠や不安がある方に、就寝前の10分間歩行を勧めている。ワンルームでも室内を何往復もすれば歩くことは可能で、天候にも左右されない。歩くことで睡眠を導くメラトニンの分泌が増加し、不安を軽減する脳由来神経栄養因子(BDNF)の分泌も促される。実際に、アトピーが改善しない方は熟睡できず、夜に神経が高ぶっているが、睡眠不足や不安の為に症状が悪化していることに自分では気づいていない。それを指摘し、就寝前に10分間歩くようにすると、適度な疲労と気分転換が得られ、不安が消えて安眠でき、皮膚症状も改善する。重症のアトピー患者の多くは、ほとんど運動をしていない。激しい運動や筋トレは難しいが、手軽にできる「就寝前10分間の歩行」は始めやすく、継続しやすい。また、就寝前と時間を決めておくと歩き忘れが防げる。「すべての用事が終わり、あとは寝るだけ」というタイミングが最も適している。10分は難しいが5分から始めるとよい。5分歩けば自信がつき、10分にも挑戦できる。歩くことは健康の基本だが、アトピーの場合、それが忘れられがちである。皮膚を安静に保つために入浴を制限する必要がある場合もあるが、歩くことで皮膚症状の改善に加え、精神的・身体的な倦怠感の緩和も期待できる。治療と就寝前の歩行によって治癒した方々は、その後も歩くことを日課とし、昼間の散歩を続けることで、良好な状態を維持している。

院長ブログ⑨仲間と社交性を保つことがアトピーの改善への一歩

皆さま、空が澄み寒さを感じる季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

今回の院長ブログは前回に引き続き、アトピーの介護エッセイです。

このエッセイは、以前院長が看護・介護エピソードコンテストで「最優秀」を受賞されたものです。

長年診療されている中で、特に重症なアトピーの治療には程度に応じてアドバイスや介護が必要との事。この事を理解されることを願い、このエッセイを書かれています。

 

 アトピーの重症な方は、生活の質が低下し、低下の程度に応じてアドバイスや生活の仕方の介護が必要になるが、アトピーの介護は社会的に理解が少ない。アトピーで介護職のNさんが受診したが、長年外用薬で改善せず塗布すると悪化するので塗布を中止していた。皮膚は傷もじくじくの顔も滲出液が吹き出てきた。仕事は介護であるが、皮膚症状が介護者に感染するので、改善するまで休職するように言われて困っていた。症状はリバウンドであり、他人には感染はしないのでカバーして介護をすれば問題ないという説明を会社にするようにアドバイスした。しかし会社はそれを了解せず、休職を強要した。介護職なので外見の状態も関係すると思われたが、しかし顔の状態で勤務できないのはアトピーの方への差別である。

アトピーの方の就業には差別が多い。会社が外面を気にして営業から別の部署に強制的な変更も要求されるので、患者さんが会社として要望を聞いてくれない時は、私が会社に説明する。アトピーは皮膚の疾患であるが、仕事には差し支えない。しかし精神的な苦痛もあるので、孤立せず仲間と社交性を保つのが早い改善になる。そういう介護がアトピーの方に必要と言うことは理解されていない。だから、休職することは孤立してストレスが強くなり悪化に繋がる。オキシトシンというホルモンがあり、色々な作用があるが、社交性とも関連している。アトピーの方で皮膚症状があるが肉体的には就業には問題ない方でも、精神的に就業できない方がいる。その場合はオキシトシンが低下している。そういう方に、「就業は治療と思ってください。」と説明し、働いて仲間と交流すると、就業前に比べて唾液中のオキシトシンが増加する。そして皮膚症状も改善が早まる。

上記の様なことをNさんと会社に説明した。仕事として介護をすることが、Nさんのアトピーの介護に繋がる。そう力説すると、Nさんは非常に介護職へのモチベーションが沸いてきたが、会社がなかなか了解しない。「じくじくは感染症であり、それがうつったらどうするのか。」「見た目にひどい状態の方を働かせいると、会社のイメージが悪くなる。」というような理由で了解しない。そこで診断書でそのことを書いて、強調した。診断書は公文書なので、その効力は医学的なもので法律的にも有効であり、会社も承諾した。しかし、一般的には診断書にはそこまで書かない。このような差別的対応をする会社は、今までにも何回もあるが皆説明で了解してくれた。診断書は強制的に会社に介護を要求するので、会社とNさんとの関係にも影響があり、話し合いで了解したい。その後、Nさんはリバウンドが長引き、受診の度に辛さを訴えた。ある時は不眠、ある時は体の痛み。足の浸出液がひどく歩行困難な時は、利尿剤を処方した。今まで経験したことのない症状に、精神的にも辛かったが、同じような症状の方の写真を見せしたりして、改善の過程を理解すると安心された。アトピーも改善して見た目も傷がなくなったので、介護の仕事も順調にできた。受信できない時は、電話診察などで質問を受けたりもした。リバウンド状態では、次々と起こる事が未知なので、Nさんは非常に悪くなっているのかと、心配であった。それはストレスになり、アトピーの症状を悪化させる。その時、適切なアドバイスでストレスが改善する。そういう細かな介護が重症なアトピーには必要である。Nさんはその後順調で、アトピーも治癒した。仕事も生きがいを持って働いている。Nさんを追い詰めた会社も、Nさんをみて見解を改めた。アトピーの方も積極的に新入社員で入社させるようになった。また応募する方も、アトピーでも介護職につけるということで、多くの方が応募してきた。その中での新人で、FさんとTさんとYさんとがアトピーであり、私の治療を希望して受診してきた。3人とも外用剤で改善せず、顔と傷と滲出液が多かった。Nさんのように治療をして電話の質問も受けた。そういうやり取りを数ヶ月して、3人とも改善、治癒した。その間、会社は3人を励ましてくれた。アトピーの方が複数働いている介護の会社と話題になり、周囲の方々も好感的であった。3人はチームワークがよく、お互いに改善効果を比べて、アトピーの改善度を喜びに変えて競い合った。診察もきちんと通院し、内服を飲みカバーもしっかりした。皆で一緒に治療するということが、より前向きになれ、お互いの改善も理解でき、治療効果があった。そして、3人ほとんど同時に治癒した。治癒したのは一緒に頑張ろうという仲間意識が強く、オキシトシンが増加した為かもしれない。私の介護としては、診察時のアドバイスと、電話診療での回答である。こういう形の介護がアトピーにはない。病院職員の協力で私はできたが、医療機関のスタッフの理解も必要である。その会社が心配するような、外見が悪いことは介護としての仕事の妨げにはならなかった。むしろ、ある種の病気や障害をもっている方が、新身で介護をしてくれるという、仲間意識が介護される方には強く働き、スムーズにいった。いわば介護を必要とする方達の気持ちをよりよく判るアトピーの介護職という感じである。「アトピーの介護」が理解されることを願う。

院長ブログ⑧愛の介護で達成した重症アトピーの治癒

皆さま、秋も深まり朝晩過ごしやすくなりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

 今回のブログはアトピーの介護エッセイです。
以前、作品集に掲載もされたことがあるエッセイです。
どうぞ、お読みください。↓↓

 アトピーはいろいろな治療が混在しており、正しい理解が必要である。関東地方の親しい方が、「子供が重症なアトピーで改善しない。」と相談してきた。こちらでの治療を勧めたが、奥様は通院を希望するもご主人は遠方で受診を了解されず、夫婦で葛藤があった。近医でステロイド塗布の治療では改善せず、夜間の痒みで不眠となり、社会生活や家庭生活の支障をきたしていた。子供は新薬の外用剤でも改善しなかった。

 両親からは頻繁に連絡がきた。「どうしたらよいか。」「関東地方で良い病院を紹介してほしい。」その都度返事をした。治療はこちらでしかできないので、通院して治療をすれば改善することを、何度も説明した。こういうコンサルタントもアトピーの介護として必要で重要である。その後、子供は症状が更に悪化し日常生活もできなくなり、ご主人も通院を理解して、夫婦そろってきてくれた。診察すると、アトピーにヘルペス感染症と細菌感染症を合併していていた。しかし、そういうことも診断されていなかった。これらを同時に治療する内服薬を処方した。また今までの外用薬をやめ、特殊な布でのカバーをすすめ、皮膚への刺激を少なくするため入浴を1週間に1回シャワーのみとした。ステロイド塗布期間が長いので、中止後に悪化するリバウンドもよく説明した。

 その後、内服とカバーの治療で、症状は著明に改善した。両親とも非常に喜んでいた。しかし、しばらくしてリバウンドを起こした。リバウンドの説明は詳細にしていたが、両親とも実感では理解できず、質問の連絡が多く来た。その都度、丁寧に返事をして両親は理解してくれた。こういう繰り返す説明も介護で大切である。症状は落ち着いてきた。だがその後、ご主人側の祖父母が突然介入してきて、「治療法をかえなくてはいけない。」と両親を責めた。リバウンドを理解しない祖父母の誤解であったが、両親の反論も聞き入れなかった。家族の意見の不一致や葛藤は、アトピーの介護で残念だがよくある。大切なのはよく説明して理解してもらうことである。「どうしたらよいか。」と両親から何度も連絡があった。「皆さん、そろって来てください。」と、このような時に常套手段で対応したが、混乱している祖父母は聴き入れなかった。そして強引にその子供を別の病院に連れていった。そこではステロイドのリバウンドを理解できずに、入院となった。しかし治療は全身のステロイド塗布である。せっかく改善しかけたが、感染症も悪化してまた最初に戻った。子供は一旦退院したが、その後より強いリバウンドを起こした。ヘルペス感染症や特殊な細菌感染症の合併の可能性があった。子供の症状が悪化するのを見ても、祖父母はリバウンドを理解せず、再度入院を依頼した。入院すればまたステロイドの全身塗布で症状が悪化するのみである。両親は何度も連絡してきて「再入院を辞めさせたいが、どうしたらいいのか。」と祖父母の暴挙を阻止しようとした。両親にリバウンドの説明の書類と写真付きの資料を多く送り、祖父母に見せるようお願いした。両親と祖父母の激しい議論の末、ようやく祖父母も理解された。アトピーの場合、治療への理解は家族によって異なるため、家族間での葛藤もよくあり、全員の理解が大切である。また、アトピーは症状が多彩であり、家族による介護の続行が大切である。介護の方法と多彩の症状を丁寧に説明し、家族の理解を深めてもらうことが重要である。その為には家族間の徹底した話し合いが必要で、全ての家族が了解する必要がある。介護する方が理解されたいときは、理解されるまで説明を続け、誤解もとがめず、丁寧に訂正する。大切なのは、患者さんのアトピーが改善することである。

 その後、両親と祖父母は話し合いを続け、意見の一致をみた。介護の方針が違うとトラブルが生じる。それは患者さんによくない。両親と祖父母は一緒に、子供を連れて来てくれた。皮膚状態はまだまだ悪いが、診察時に詳細に説明し、祖父母は理解してくれた。その後はきちんと通院してくれた。家でも内服をきっちり飲み、皮膚のカバーもしっかりして、入浴も7日に1回シャワーを続け、皮膚への刺激をさけた。子供も次第に夜眠れるようになり、時に笑顔も見られた。学校も行くべきというアドバイスを理解して、行った。状態の悪いときは、半日だけでも行った。アトピーの介護で誤解されがちだが、家に閉じこもって治療するのは社会的な刺激がなく、改善が遅れる。また早寝早起きのリズムも狂い、適切に体の動かすこともないので不眠の原因ともなる。家で保護するのは、介護として不十分である。家で休んで社会、学校で刺激をうけるのがいい。この点でも最初はつらそうだからと小学校に登校させていなかったのは、間違いである。それも説明すると、両親も祖父母も納得して協力するようになった。 アトピーは皮膚症状に加えて、精神的な問題も多くある。社会からの逃避、不眠による昼夜逆転、家族との口論等、多彩である。一見皮膚症状とは無関係に見えるが、実は症状の改善で重要である。社会生活をして自分で改善しようという意思がないと改善しない。家族とは信頼感や安心感を持つことが必須で、口論はストレスになり、症状が長引く。これらの様々なことも、アトピーの専門家なら理解しているので、それを介護の方に判りやすく、根気強く、説明して理解してもらう。また介護する方のストレスや苦悩も察することが肝要である。

 両親の苦悩は察してあまりある。まず今のステロイド塗布では改善しないことを理解する介護以前の問題があり、遠方でも受診する必要があること、次に介護での祖父母との葛藤を解決しないといけない。理解させるのも介護であると言う認識で、できる限りのサポートをした。治療方針を両親は賛同してくれたが、理解しない祖父母の介入で、また両親に苦悩はつのり、患者である子供の状態も悪化した。最終うこともできなかった。その後、皮膚症状はすっかり改善し、内服もやめても症状は出ず、治癒となった。そのことを告げると、子供が素敵な笑顔で喜び、両親と祖父母も涙ぐんでいた。誤解と葛藤を克服し、愛の介護で達成した重症アトピーの治癒であった。私は治療と間接的だが、介護アドバイスとサポートを頻繫にし、アトピーが治癒したことは嬉しい。そういう真実を伝えたい。
(介護エッセイ作品集より)

院長ブログ⑦マイクロプラスチックのアレルギー増強の報告

夏が終わり秋の涼しさを感じる季節となりました。皆様、いかがお過ごしでしょうか。

さて、今回のブログのテーマはマイクロプラスチックのアレルギー増強の報告についてです。

京都府立医科大学客員教授・京都大学名誉教授の高野裕久教授らの研究グループが、マイクロ(ナノ)プラスチックの経口摂取が、食物アレルギーを悪化させることを確認したとのニュースがありました。
WWF(世界自然保護基金)がニューカッスル大学に委託して行った研究によると、飲料水などを通じて人が日常生活で摂取するマイクロプラスチックの量が1週間に約5g、およそクレジットカード1枚分に相当するとの事です。

木俣先生からも、下記の様なメッセージがあります。

マイクロプラスチック(MPと略)や、更に小さいナノプラスチック(NPと略)は食物中や空気中にも存在します。私は、この事実の理解が重要だと考えます。世界には下記のような、マイクロプラスチックの検出報告があります。
皆さんもこれを機会に、ペットボトルではなく水筒を利用するなど、マイクロプラスチックを摂取しない工夫をしてみてください。

【2019年 インド】 
NPはタンパク質と反応しコロナ(冠状の状態)を形成し、毒性を増強。NPと人の血液のタンパク質と反応させて、タンパク質コロナ形成NPを作る。タンパク質コロナ形成NPは、人のリンパ球や赤血球に対し、NPより強く毒性を発揮した。

【2021年 スロバキア】
洗濯でMPに新型コロナが吸着。つまり洗濯で、多くのMPとそれに吸着した新型コロナウイルスが下水に流されています。

【2023年 中国】 
MPを人の呼気で検出報告あり。30人から、室内エアロゾルサンプルと人の呼気サンプルを測定し、MPはサンプル全てで検出された。つまり、日常生活で空気中にMPは存在し、人はそれらを呼吸している。

【2023年 セリビア】
MPの卵に対するアレルギー性の増強を検討。MPの卵のタンパク質と、タンパク質形成コロナを作り、卵アレルギー性を増強した。

【2023年 オーストラリア】
新型コロナの検査スワブ(検査器具)からMPが発生。4種類の検査スワブのMP量は、44、12、33、29でした。新型コロナで、MPがこういう形で世界に拡散した。 

【2023年 カナダ】
食事性ナノ粒子の乳タンパク質のアレルゲン性への検討。二酸化ケイ素、銀ナノ粒子はタンパク質コロナを形成し、乳アレルゲン性を増強する可能性がある。

【2024年 米国】
イルカの呼気にMPが検出された。放し飼いの11頭のイルカの呼気で、MP疑いの粒子が全てのイルカに少なくとも1つは検出された。

【2024年 中国】
マスクの影響を鼻洗浄液中のMPで測定。大学生でマスク無し、又はサージカルマスクか綿マスクを最低1日2時間はする。3日間続け、その後、鼻洗浄液中のMPを測定。

【2025年 中国】
肺炎の方の気管支肺胞洗浄液でMPが検出された。肺炎の重症度で軽症と重症に区別し、総NPを測定。総MPの量は、軽症で3.1、重症で6.0と増加した。

院長ブログ⑥ラテックス(ゴム)アレルギーの増加について

皆様9月に入りましたが、まだまだ暑さが 皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。新しい知識で脳を活性化し、夏の疲れを取りましょう。

 

  最近、ラテックス(ゴム)アレルギーの患者さんが増加しています。ラテックスアレルギーは、現在でも日本では理解不足です。ラテックス製品が溢れ、リスクは高まっていて、更に色々な食物と交差抗原性もあります。家庭は色々な職種(食物、理髪、他)でラテックス手袋の使用も増加して、情報不足が心配です。

 

世界的にも下記のような、ラテックスアレルギーの報告がありす。 
 
1994年ドイツ ラテックスアレルギーの方で、ラテックスとソバが交差反応あり。
1995年米国  食堂で食べ物を扱う従業員が、ラテックスアレルギー発症。
2002年米国  髪の接着剤を繰り返し使い、接着剤の中のラテックスでアナフィラキシーを発症。
2002年米国  家(台所)ラテックス塗料で、全身の蕁麻疹、腹痛、呼吸困難、その後失神を発症。
2005年英国  チョコレートバーの包装による、唇の腫れ、鼻汁、目の痒みあり、ラテックスアレルギー発症。
2006年日本  ボールペンのグリップで、右での親指、人差し指、中指の皮膚炎を発症。
2012年日本  つけまつ毛の接着剤のラテックス成分によるアレルギーで、瞼の紅斑(皮膚の赤み)を発症。
2015年イタリア ラテックスを含むチューインガム、おもちゃ、自転車のハンドル、歯磨き粉、化粧品で報告。
2020年米国  自転車のラテックス含有のハンドルで、指と手のひらの接触性皮膚炎を発症。
2025年英国  まつ毛のカーラーがラテックス製で、ラテックスアレルギー発症。

   ゴム手袋自体は医療、介護、衛生で有効だが、重症ではアナフィラキシーを起こす。ラテックスは交差抗原性(ラテックスだけでなく、構造が似ている他の物質にも反応してしまう現象)があり、ジャガイモ、トマト、キウイ、メロン、バナナ、ソバを食べてアレルギー発症の危険もある。食品業者が青色のラテックス手袋をし、理髪店でもその手袋を使って頭を洗う。客がラテックスアレルギーだと危険だし、理容師もアレルギーの発症するリスクもある。食堂でもホテルでもコンビニでも、衛生重視で職員が黒や青のラテックス手袋を使用しているが、危険である。便利で有効だが、少数弱者のアレルギーの方達を犠牲にしてはいけない。子供のおもちゃでもラテックス製品が多く使用され、ラテックスアレルギーリスクが高まる。哺乳瓶の乳首のラテックスでアナフィラキシーを起こした赤ちゃんや、ラテックス製のおもちゃを口に入れアナフィラキシーの子も受診した。便利さより安全を重視する社会になってほしい。