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院長ブログ⑰「アトピー治療は家族仲良く協力して」

緑の香りがいっそう濃く感じられる季節になりました。梅雨なのに時々朝晩寒いがありますが、体調など崩していませんでしょうか?

 

さて、今回の院長ブログは「アトピー治療は家族仲良く協力して」です。2026年6月5日に高知新聞に掲載されたコラムです。治療の参考にしていただけたら幸いです。
皆さま、どうぞ最後まで読んでみてください。

 

 アトピーの治療はよく家族の葛藤がある。治療法の違いの理解不足の為で、対立を起こすことがある。 
 小児のAさんが両親と共に受診した。ステロイドを数年間塗布したが改善せず、最近は全身の隆起性病変もでき、痒みで不眠も強い。両親はいろいろ勉強しステロイドフリーの治療を希望し当院へ受診した。初診では全身のアトピーに単純ヘルペスと細菌感染症を合併していた。抗アレルギー薬、抗ヘルペス薬、抗菌薬を投与し、3日に1回のシャワーの入浴制限と皮膚のカバーで症状は改善したが、強いリバウンドを起こし皮膚の浸出液が出て顔も腫れていた。通常この状態で早ければ2週間から月単位で改善するので、抗アレルギー薬を投与し入浴制限とカバーを続行した。 
 しかし父方の祖父母がリバウンドを理解せず、Aさんを強引にある病院に入院させた。ステロイド治療になり状態は軽減したが、退院するとまた悪化した。そこでようやく祖父母も理解し、両親とそろってAさんを連れてきた。実は今までも頻回に両親と祖父母は治療法で対立していた。   
 その雰囲気はAさんにも伝わり、ストレスで改善が遅れてしまった。両親と祖父母が協力してからはスムーズに改善し、その後治療し両親と祖父母が仲良くそろって素敵な笑顔を見せてくれた。

 先生のコラムにあるように、家族の皆さんが一丸となってアトピー治療をしていかなければ、上手くいかないことがあります。周りの方のご理解とご協力、そして優しさのある言葉かけが、治療をいい方向へ後押しするのだと思います。

院長ブログ⑯アトピーに使われる生物学的製剤について

梅雨の季節になりましたが、皆様お元気でお過ごしでしょうか?
雨が多い日が続いております。ご移動の際は足元などお気をつけください。

 さて、今回の院長ブログは「アトピーに使われる生物学的製剤について」です。
昨今、「ステロイドとは違うお薬です」と言われ生物学的製剤が処方される場合があります。生物学的製剤は様々な副作用が考えられるそうです。そして、それを裏付ける論文をいろいろ紹介しています。どうぞ、先生のブログを最後まで読んでみてください。

 
 アトピーに使われる生物学的製剤は、アレルギー症状を改善する目的で製造されました。しかし実際は人の免疫力に作用する免疫抑制剤で、様々な副作用があり危険です。アレルギー症状の改善なら、当院のように多剤併用が効果的で安全ですが、理解されません。

生物学的製剤のデュピクセントで悪化する方が受診しますが、ヘルペスの合併も多いです。しかし心ある方達は生物学的製剤の副作用の貴重な情報を集め、下記の論文にしてくれます。生物学的製剤の一つで、アドトラーゼという注射薬が非常に危険です。

2026年中国の報告で、生物学的製剤のアドトラーゼという注射薬の副作用のまとめです。

アドトラーゼはアレルギーに関与するIL-13というサイトカイン(免疫細胞同士の情報伝達を担う物質)に対する注射薬です。在宅自己注射が可能ですが、どのくらいの方がそうしているかは不明です。

しかし症状を診断せずに、自己注射するというのは危険です。

◎データは米国1649例、その他の国が121例で、計1770例です。

2022年151例で8.5%。

2023年350例で19.8%と増加。

2024年643例(36.3%)と激増。

2025年(の途中)626例(35.4%)ですが、まだ途中なので増加する可能性もあります。

つまり年々副作用の例が増加しているわけです。
副作用の中で重症例や死亡例は下記です。入院を要する状態が72例(4.1%)と多く、詳細は不明です。

更に死亡が19例(1.1%)もあります。

こういう情報も社会に流布されずに、死亡例があるのにこの薬剤を使用するのは異常です。その他にも、生命の危険が5例(0.3%)ですが、詳細は不明です。

副作用のケースレポート

1.)皮膚関連の異常:1141例と多いのですが、症状の記載はなし。
私が診察すると、カポジ水痘様発疹症もあるかもしれません。

2.)感染症等:751例ですが内容は不明。

3.)カポジ水痘様発疹症:5例ですが、私が診察するともっと多いかもしれません。

4.)腫瘍(良性と悪性やポリープ等)が19例あり、注目すべきです。
悪性腫瘍も発症している可能性もあります。

つまりアドトラーゼは、感染症を悪化させ、入院を要する重症な副作用を発症する。

更に死亡が19例もあり、悪性腫瘍も発症させる可能性もある使用すべきではない薬剤です。
デュピクセントの副作用も調べた事がありましたが、他の生物学的製剤も危険です。

新しく高価な危険な薬でなく、安全で有効な薬を使用すべきですが、この真実が消失しています。