Daily Archives: 2026年6月2日

院長ブログ⑯アトピーに使われる生物学的製剤について

梅雨の季節になりましたが、皆様お元気でお過ごしでしょうか?
雨が多い日が続いております。ご移動の際は足元などお気をつけください。

 さて、今回の院長ブログは「アトピーに使われる生物学的製剤について」です。
昨今、「ステロイドとは違うお薬です」と言われ生物学的製剤が処方される場合があります。生物学的製剤は様々な副作用が考えられるそうです。そして、それを裏付ける論文をいろいろ紹介しています。どうぞ、先生のブログを最後まで読んでみてください。

 
 アトピーに使われる生物学的製剤は、アレルギー症状を改善する目的で製造されました。しかし実際は人の免疫力に作用する免疫抑制剤で、様々な副作用があり危険です。アレルギー症状の改善なら、当院のように多剤併用が効果的で安全ですが、理解されません。

生物学的製剤のデュピクセントで悪化する方が受診しますが、ヘルペスの合併も多いです。しかし心ある方達は生物学的製剤の副作用の貴重な情報を集め、下記の論文にしてくれます。生物学的製剤の一つで、アドトラーゼという注射薬が非常に危険です。

2026年中国の報告で、生物学的製剤のアドトラーゼという注射薬の副作用のまとめです。

アドトラーゼはアレルギーに関与するIL-13というサイトカイン(免疫細胞同士の情報伝達を担う物質)に対する注射薬です。在宅自己注射が可能ですが、どのくらいの方がそうしているかは不明です。

しかし症状を診断せずに、自己注射するというのは危険です。

◎データは米国1649例、その他の国が121例で、計1770例です。

2022年151例で8.5%。

2023年350例で19.8%と増加。

2024年643例(36.3%)と激増。

2025年(の途中)626例(35.4%)ですが、まだ途中なので増加する可能性もあります。

つまり年々副作用の例が増加しているわけです。
副作用の中で重症例や死亡例は下記です。入院を要する状態が72例(4.1%)と多く、詳細は不明です。

更に死亡が19例(1.1%)もあります。

こういう情報も社会に流布されずに、死亡例があるのにこの薬剤を使用するのは異常です。その他にも、生命の危険が5例(0.3%)ですが、詳細は不明です。

副作用のケースレポート

1.)皮膚関連の異常:1141例と多いのですが、症状の記載はなし。
私が診察すると、カポジ水痘様発疹症もあるかもしれません。

2.)感染症等:751例ですが内容は不明。

3.)カポジ水痘様発疹症:5例ですが、私が診察するともっと多いかもしれません。

4.)腫瘍(良性と悪性やポリープ等)が19例あり、注目すべきです。
悪性腫瘍も発症している可能性もあります。

つまりアドトラーゼは、感染症を悪化させ、入院を要する重症な副作用を発症する。

更に死亡が19例もあり、悪性腫瘍も発症させる可能性もある使用すべきではない薬剤です。
デュピクセントの副作用も調べた事がありましたが、他の生物学的製剤も危険です。

新しく高価な危険な薬でなく、安全で有効な薬を使用すべきですが、この真実が消失しています。